【横浜】歯科医がすすめる“ガイドラインに基づいた”むし歯治療 完全ガイド

【執筆・監修】中谷 逸希

ふたまたがわ歯科口腔外科 院長

【執筆・監修】新谷 元康

ふたまたがわ歯科口腔外科 副院長
歯科医師
社)日本補綴歯科学会 認定医

ふたまたがわ歯科口腔外科 院長・中谷が専門的に解説

横浜で「むし歯治療の歯医者」を探すと、医院数の多さに迷われる方が少なくありません。

  • どの歯科医院を選べばいいの?
  • 「削らない治療」は本当にできる?
  • 保険と自費、何が違うの?
  • 治療後にまたむし歯にならない?

こうした疑問は、日々の診療でも実際によく寄せられます。

この記事では、横浜エリアでむし歯治療を受ける方が後悔しないために知っておくべき正しい知識を、専門ガイドラインと科学的根拠に基づいて、わかりやすく解説します。

横浜でむし歯治療を始める前に知っておくべき基礎知識

横浜市内には多くの歯科医院があり、設備や治療方針もさまざまです。

しかし実際には、

  • 治療方法の選択
  • 削る量の違い
  • 再発リスクへの配慮

によって、同じむし歯でも治療結果が大きく変わることがあります。

日本歯科保存学会のガイドラインでは、「むし歯治療の原則は、必要最小限の切削と歯質保存」が強調されています。

そのため治療前に、むし歯の進行と治療選択肢を理解しておくことが非常に重要です。

むし歯はこうして進行する|原因とメカニズム

むし歯は、口の中の細菌(主にミュータンス菌)が糖を分解して酸を出し、歯の表面を溶かす「脱灰」から始まります。

むし歯リスクを高めやすい生活習慣

横浜で多い傾向として、次のような習慣が挙げられます。

  • 仕事中の「ながら間食」
  • 甘い飲み物のダラダラ飲み
  • 夜遅い食事・就寝前の飲食
  • 忙しさによる歯みがき不足

これらは、厚生労働省の健康情報でもむし歯の主要なリスク要因として明記されています。

むし歯の進行分類(C0〜C4)と治療方針

分類状態主な治療
C0表面が白く濁る初期経過観察・削らず再石灰化
C1エナメル質内経過観察 または 最小限の切削
C2象牙質まで進行麻酔+詰め物
C3神経に到達麻酔+根の治療
C4歯根のみ残存抜歯

C0〜C1で発見できれば、痛みなく・削らず・低負担で治療できる可能性があります。

「削らないむし歯治療」は誰でもできる?

結論から言うと、削らない治療が可能なのは「初期むし歯(C0〜一部のC1)」に限られます。

これは日本歯科医師会や日本歯科保存学会のガイドラインでも明確に示されています。

歯科医院で行う初期むし歯への対応

  • フッ素塗布(再石灰化の促進)
  • 高濃度フッ素洗口
  • シーラントによる予防封鎖
  • 生活習慣・セルフケア指導

C2以上に進行したむし歯は、削らずに治すことはできません。

だからこそ、早期発見が最も重要です。

歯科医院選びを失敗しないためのポイント

むし歯は、見た目以上に進行していることも少なくありません。

そのため、医院や担当医によって治療方針の説明が異なる場合があります。

確認すべきポイント

  • 拡大鏡・マイクロスコープを使用しているか
  • 現在の状態と治療内容を丁寧に説明してくれるか
  • 治療後の予防・メンテナンス体制があるか
  • 定期検診を重視しているか

ご自身のライフスタイルに合い、無理なく通い続けられる医院を選ぶことが大切です。

途中で通院を中断すると、むし歯は一気に進行してしまいます。

むし歯は「治す病気」ではなく「防ぐ病気」

むし歯は、治療後も再発する可能性があります。

特に多いのが、詰め物の隙間から起こる「二次カリエス」です。

8020推進財団の調査では、定期的に歯科受診をしている人ほど、歯を長く保てることが示されています。

再発を防ぐ医院の特徴

  • 「治療が終わってからが本当のスタート」という考え方
  • 歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが充実
  • フッ素や生活習慣について丁寧な説明がある

保険治療と自費治療の違いを正しく理解する

項目保険治療自費治療
素材銀歯・樹脂・CAD/CAMセラミック・ジルコニア等
再発率比較的高い低い
費用保険に準ずる数万円〜

自費治療は高く感じられますが、保険診療では使用できない精密な型取り素材や口腔内スキャナーを用いるため、適合が良く、表面が滑沢でプラークが付きにくいのが特徴です。

再治療の少なさを考えると、長期的には負担が軽くなる場合もあります。

むし歯を防ぐために今日からできること

セルフケア

  • フッ素入り歯みがき剤を使用(1日3回、特に夜は丁寧に)
  • フロスをできれば毎日1回
  • 寝る前の飲食を控える

プロケア

  • 3〜6ヶ月ごとの定期検診
  • 歯科衛生士によるPMTC・フッ素塗布

フッ化物(フッ素)の働きとむし歯予防効果

フッ化物は、歯の表面を強くし、酸に溶けにくくすることでむし歯を予防する効果が高い成分です。

国内外のガイドラインでも、安全で有効な方法として推奨されています。

フッ化物がむし歯を防ぐ3つの理由

① 再石灰化を促す

酸で溶けかけた歯を修復します。

② 歯を強くする

酸に強い構造を作り、むし歯になりにくくします。

③ 細菌の働きを抑える

むし歯菌の酸産生を抑制します。

フッ化物の正しい使い方(推奨)

歯磨き剤

歯が生えて〜5歳1000ppmF
6歳以上1500ppmF
  • 年齢に応じた量を使用し、軽くうがい
  • フッ化物洗口は4〜14歳で特に効果的
  • 歯科医院でのフッ化物塗布は高リスクの方に有効

年齢ごとの使い方の目安(わかりやすく)

年齢使い方の目安
0〜2歳ごく少量(米粒程度)で歯磨き
3〜5歳少量(グリーンピース大)で歯磨き
6歳〜成人歯ブラシ全体に歯磨き粉をつけて歯磨き

※乳幼児は誤飲を避けるため、使用量や保管に注意しましょう。 

フッ化物使用の安全性について(よくある不安への回答)

フッ化物は、適切な濃度・使用量を守って使えば安全性が高いと評価されています。

実際に、世界保健機関(WHO)をはじめ、各国の歯科・公衆衛生の専門機関が、むし歯予防における基本的かつ有効な方法としてフッ化物の使用を推奨しています。

近年、日本でも複数の歯科関連学会が合同でガイドラインを作成し、年齢に応じたフッ化物配合歯磨き剤の使用が正式に推奨されるようになりました。

これは、「使わない方が安全」ではなく、「正しく使うことが最も安全で、最も効果的」という科学的根拠に基づいた考え方です。

⚠️ 注意が必要なケースについて

一方で注意が必要なのは、乳幼児が大量に誤って飲み込んでしまうケースです。

そのため、次の基本を守ることが重要です。

  • 年齢に合った濃度・使用量を守る
  • 歯磨き後は軽く吐き出し、うがいは少量の水で1回
  • 乳幼児の歯磨きは、必ず保護者が管理する

これらを守っていれば、日常的なフッ化物使用で健康被害が起こる可能性は極めて低いとされています。

万が一、フッ化物を多く飲み込んでしまった場合は、カルシウムを含む牛乳を飲ませることで、体内への吸収を抑える効果があります。

ただし、

  • 吐き気・腹痛などの症状が出る場合
  • 明らかに大量に飲み込んだ場合

は、速やかに医療機関へご相談ください。

フッ素は食品にも含まれています

フッ素は自然界に広く存在しており、私たちは水・食べ物・飲み物から、ごく少量ずつ毎日フッ素を摂取しています。

厚生労働省の資料でも、通常の食生活によるフッ素摂取は安全な範囲内であることが示されています。

フッ素を含む代表的な食品・飲み物

日常的によく口にするものにも含まれています。

  • お茶類(緑茶・ウーロン茶・紅茶)
  • 魚介類(特に小魚・干物・えび)
  • 海藻類
  • 米・野菜(微量)
  • 飲料水(地域差あり)

特に日本では、お茶からのフッ素摂取量が比較的多いとされています。

歯みがき粉のフッ素は危険?

結論から言うと、いいえ、危険ではありません。

食品に含まれるフッ素と、歯みがき剤などに含まれるフッ化物は、同じ「フッ化物」ですが、目的が異なります。

  • 食品:体に自然に入る「栄養としての微量フッ素」
  • 歯みがき剤:歯の表面に作用させる「局所的なむし歯予防」

つまり、歯みがき粉のフッ素は体にたくさん取り込むためのものではなく、歯を守るために使うものです。

だから大切なのは「量」と「使い方」

  • 食品からのフッ素 → 自然で安全
  • 歯みがき剤のフッ素 → 適量を守れば安全で効果的
  • 問題になるのは → 大量に誤って飲み込むこと

この考え方は、WHOをはじめ世界中の専門機関で共通しています。

まとめ:フッ化物は「むし歯予防の基本」

フッ化物は、歯の再石灰化を促し、むし歯になりにくい強い歯を作る働きがあります。

家庭でのフッ化物配合歯磨き剤の使用に加え、フッ化物洗口や歯科医院での専門的な塗布を組み合わせることで、むし歯予防効果はさらに高まります。

年齢・リスクに応じた正しい使い方を守ることで、小児から成人、高齢者まで、生涯にわたってむし歯予防に大きな力を発揮します。

フッ化物は「特別な治療」ではなく、毎日のケアの中で歯を守るための、最も基本で信頼性の高い予防手段です。

院長・中谷からのメッセージ

むし歯治療で後悔される方の多くが、「もっと早く来ればよかった」とおっしゃいます。

むし歯は、早期であれば削らずに守れる可能性がある病気です。

予防 × 診断 × 最小限の治療 × 再発予防

を大切にし、歯をできるだけ長く守る治療を行いましょう。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

ふたまたがわ歯科口腔外科 院長略歴

ふたまたがわ歯科口腔外科 院長

中谷 逸希 hayaki nakatani

略歴

・ 2006年 鶴見大学歯学部 卒業
・ 2006年 横浜労災病院 歯科口腔外科
・ 2007年 鶴見大学 口腔顎顔面外科学講座
・ 2010年 長野松代総合病院 歯科口腔外科
・ 2012年 横浜総合病院 歯科口腔外科
・ 2014年 横浜労災病院 歯科口腔外科 医長
・ 2016年 湘南東部総合病院 歯科口腔外科
・ 2018年 ふたまたがわ歯科口腔外科 院長

資格

・ 社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科認定医
・ 社団法人 日本口腔診断学会 認定医
・ 厚生労働省 歯科医師臨床研修指導歯科医
・ 国立がん研究センター がん医科歯科連携医
・ BLS/ICLS/ACLS ヘルスケアプロバイダー
・ 日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト

所属学会

・ 日本口腔外科学会
・ 日本口腔インプラント学会
・ 日本口腔診断学会
・ 日本有病者歯科学会
・ 日本学校歯科医会

ふたまたがわ歯科口腔外科では最新の医療機器を完備

マイクロスコープ

当院では、あらゆる歯科診療にとって進化したといわれるドイツ・カールツァイス製『歯科用手術顕微鏡』を導入しています。マイクロスコープを使用することで歯根端切除などの手術をはじめとした一つ一つの基本的な治療から、より高い精度の診療に対して優位な視覚と治療効果をもたらすことが可能となりました。

CT

純国産メーカーのCTを導入しています。座位で撮影することによりブレが少なく、より精度の高い画像を撮影することが可能です。また、撮影範囲を広範囲に設定することできるため、口腔外科疾患のみならず、レントゲンだけでは見つけることが難しい小さな病変まで診断することができます。

個室完備

インプラントなどの小手術を行うため、クリーンな個室を完備しています。個室には生体モニターも完備しており、静脈内鎮静法を併用した治療も行います。プライバシーに配慮することで安心して治療することができます。

拡大鏡

拡大鏡(ルーペ)を使用する事で質の高い治療がより容易になります。裸眼に比べて細かい部分まではっきりと目視できるため、疾患を早期に発見することが可能です。当院ではマイクロスコープと同じカール・ツァイス社製の高解像度ルーペを主に使用しクリアな拡大視野を確保しています。

ダイアグノデントペン

これまで数値で虫歯の進行状況などを診査・診断するシステムは確立されていませんでした。『ダイアグノデント ペン』は虫歯に含まれる代謝産物を読み取り数値化します。低出力のレーザー光を照射するだけなので、痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心してご使用いただけます。”見つけてすぐに削る治療”から”進行状況に合わせて適切な管理をする治療” を行うことができます。

印象材自動練和機

印象材自動練和器を使用することで、安定した練和ができ、気泡が少なく均一な練和が可能です。再印象・再製のリスク、補綴物の調整リスクが低減し、品質が安定化できます。当院では2台ある自動練和機を症例により使い分けて使用しています。

オステルビーコン

インプラント体の安定性を非接触で測定できる装置です。磁気パルスによって安定性をISQ値(インプラント安定指数)という数値で評価することができるため、インプラントの荷重時期を客観的に計画することが可能です。

口腔水分計

口腔乾燥症(ドライマウス)や口腔機能低下症に伴う唾液の分泌低下に注目した診査、診断機器です。舌に約2秒触れるだけで簡便に数値化することができるため客観的に口腔乾燥を判断できます。

ふたまたがわ歯科口腔外科の感染対策

マイクロスコープ

当院では、あらゆる歯科診療にとって進化したといわれるドイツ・カールツァイス製『歯科用手術顕微鏡』を導入しています。マイクロスコープを使用することで歯根端切除などの手術をはじめとした一つ一つの基本的な治療から、より高い精度の診療に対して優位な視覚と治療効果をもたらすことが可能となりました。

高圧蒸気滅菌器

当院では、最新式フルオートの高機能滅菌器を導入しております。数種類の滅菌モードを搭載しているため高温に耐えられないような器具まで幅広い滅菌が可能です。高圧蒸気滅菌器をはじめとし、感染対策における環境を整備し、安心・安全な診療を行っています。

ハンドピース専用洗浄機・滅菌器

日々の診療に不可欠なハンドピース専用の自動洗浄・注油システムと個別滅菌器を完備しています。適正な洗浄プログラムと注油により、内部の汚れや摩耗粉を効果的に取り除くことが可能です。さらに専用滅菌器を使用することによって、より効果の高い滅菌を行うことができます。

ウォッシャーディスインフェクター

歯科診療で使用する器具は鋭利なものが多く、使用後には血液やたんぱくなどが付着しています。器具を確実に消毒、滅菌するためには、あらかじめ十分な洗浄が必要です。しかし、手洗いの場合、常に安定した洗浄力を確保することが難しいため、洗浄機の使用が求められます。当院では、医療用全自動洗浄機を導入しており、より確実な洗浄を実践しています。

ウルトラファインバブル水

世界初の技術で1ccに5000万個以上のナノバブルを発生させる装置を設置しました。国内最新テクノロジーとして、環境・農業・食品・水産・美容・医療などさまざまな分野で応用され注目を集めています。医療分野では人工透析センターなどでの導入が始まっています。当院の水はユニットを含む全ての水がウルトラファインバブル水となっており清潔な治療環境を提供しています。

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ふたまたがわ歯科口腔外科【本院】

ご予約・お問い合わせ

診療時間

日・祝
午前
午後

【月〜土】09:00 – 13:00/14:00 – 18:00
【日・祝】休診日

アクセス

〒241-0821 神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50−14 コプレ7-B

相鉄線 二俣川駅直結 ジョイナステラス・コプレ二俣川7階

電車でお越しの場合

改札出て左の南口方面へ

ジョイナステラスに入らず左へ

パン屋さんを通過して横浜銀行まで進む

横浜銀行の手前を右に入る

薬局までまっすぐ進む

薬局の前を右

コプレの入口を真っ直ぐ進む

エレベーターで7階へ

7階を降りたら右手に進む

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【日・祝】休診日

アクセス

〒241-0821 横浜市旭区二俣川1-5-5 二俣川北口第二ビル6階

相鉄線 二俣川駅北口徒歩1分

電車でお越しの場合

改札出て右の北口方面へ

突き当たりを左へ

ファミリーマートの横を進んでください

歩道橋を渡ります

右へ進みます

階段を降りたら左へ

薬局の奥まで進みます

奥にエレベーターがありますので6階まで上がってきてください

ビル全体像です

【執筆・監修】

院長 中谷逸希

ふたまたがわ歯科口腔外科 院長

中谷 逸希 hayaki nakatani

略歴

  • 2006年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 2006年 横浜労災病院 歯科口腔外科
  • 2007年 鶴見大学 口腔顎顔面外科学講座
  • 2010年 長野松代総合病院 歯科口腔外科
  • 2012年 横浜総合病院 歯科口腔外科
  • 2014年 横浜労災病院 歯科口腔外科 医長
  • 2016年 湘南東部総合病院 歯科口腔外科
  • 2018年 ふたまたがわ歯科口腔外科 院長

資格

  • 社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科認定医
  • 社団法人 日本口腔診断学会 認定医
  • 厚生労働省 歯科医師臨床研修指導歯科医
  • 国立がん研究センター がん医科歯科連携医
  • BLS/ICLS/ACLS ヘルスケアプロバイダー
  • 日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト

所属学会

  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本口腔診断学会
  • 日本有病者歯科医療学会
  • 日本学校歯科医会

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