「あごが痛い」「口が開かない」「カクカク音がして痛い」
こんな症状はありませんか?
1つでも症状があることを「顎関節症」と言います。あごが思い通りに動かず、食べ物が噛みにくい。あごを動かすと不快な音がする。痛みを感じて口が開かない。さらに症状は顎ばかりでなく、肩こりや、偏頭痛、耳にも不快感を覚えることがあります。症状は広範囲にわたり、軽い症状から重い症状まで、個人差が大きいのが特徴です。
顎関節症の多くは適切な対処で、日常生活に支障をきたすことがない状態にもっていけるものです。顎関節症は命に関わるような重い病気ではありませんが、症状をほうっておくと、進行してあごの機能が破壊されてしまうこともまれにあります。症状があれば早めの診察をお勧めします。顎関節症の治療法としてスプリント(マウスピース)療法が一般的です。顎をストレスない位置に戻すことで、顎の緊張が取れ症状を改善することができます。
それでも症状がなかなか良くならない場合、当院では顎関節症以外の疾患と鑑別するためにCTを撮影したり、連携している大学病院へMRIなどを依頼し専門的に診療にあたります。